河原田さん(@mkwdさん)をお招きした社内講演の様子をご紹介!

Tsutomu Nakanishi
tebiki-techblog
Published in
Mar 27, 2024

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2024年3月に『LEADING QUALITY』の訳者でもあり、QAブレインとして様々な場で講演されている@mkwrdさんを社内にお招きし、社内講演会を実施しました。

講演会当日はCTO、PO、SM、テックリード、CREのメンバーが参加し、ソフトウェア品質とビジネス価値の関係性や品質文化を学びました。また、参加者にとって有意義な時間にするために、講演会前までに『LEADING QUALITY』第2章、第8章を参加者に一読してもらいました。今回は事前学習や講演会の様子をご紹介いたします。事前学習と講演会により、参加者それぞれの品質に対する考え方が明らかになりました。

演会前の事前学習

参加者が『LEADING QUALITY』の第2章、第8章を読んで気になった点です。Tebikiの開発チームがアンテナを張っている点が明らかになりました。

第2章 3つの品質ナラティブ

第8章 チームと会社の成長指標

LEADING QUALITY講演会

講演会では、『LEADING QUALITY』の第1章、第2章、第8章に該当する部分をアレンジしていただきました。(プレゼンテーション資料はこちら

講演会中のフリーコメントを紹介します。

なぜ、今ソフトウェア品質なのか?

参加者のソフトウェア品質に対するイメージ。参加者から品質を言語化することの難しさを感じている声をうけ、QAエンジニアとしてソフトウェア品質の言語化に取り組む熱意がわいてきました。

ビジネス価値と企業の成長指標

『LEADING QUALITY』を参考にプロダクトの成長指標が考えられており、QAエンジニアとしては非常に嬉しかったです。

構造とナラティブから考える品質文化醸成

品質文化の醸成をするうえで一番重要な点を説明していただきました。参加者全員、文化そのものについて理解が深まっていました。

@mkwrdさんへの質問

最後に、社内講演会での質問や事前に『LEADING QUALITY』を読んできたメンバーからの質問に回答いただきました。

Q1.”組織の品質ナラティブは、どれか一つのナラティブに集中されていた方が良いのか?”

”組織の品質ナラティブが価値ナラティブに偏っている組織は健全ではないと思います。なぜならテストのやり方の話をしていないからです。どの品質ナラティブが高いと良いということではありません。特定のナラティブに偏っている状態は良くありません。
価値ナラティブが中心で、テストナラティブが不十分な組織では、テストの話を積極的にしようというアドバイスをします。それぞれの品質ナラティブのバランスが重要です。”

Q2.”ナラティブという言葉に馴染みがなく、難しかった。”

”ナラティブを日本語で表現できず、カタカナ表記にした。標識みたいなものをイメージしてください。語られ方といってもコミュニケーションの取り方を指しているのではなく、語られている対象を「責任」、「テスト」、「価値」の3つに分類しています。
皆さんは品質についてどんな話をしますか?と問いかけた時に、わたしたちは『こんな』話をします。
『こんな』に該当する部分がナラティブです。”

Q3.”著者webサイトから成長指標を作成する為のワークシートを見てみたが、内容が結構アッサリしていた。もしワークシート以外にも成長指標を立てるためのコツがあれば聞いてみたい。”

”ビジネス書の方が詳しいかもしれません。組織の成長指標について理解を深めたいのであれば、組織戦略や経営の書籍をインプットすることがおすすめです。『LEADING QUALITY』をスタートとして、色々な学びを深めていただければ、訳者冥利につきます。”

講演についての感想

@mkwrdさんの講演会はとても好評でした。講演会参加者の声を一部紹介します。

感想に書かれているように、@mkwrdさんの実体験に基づく具体例を使って、スライドの内容を補足してくださり、非QAエンジニアでも講演内容がスムーズに理解できたようです。

さらに、この後行われる読書会においても、参加者同士でより良い意見交換ができると感じました。@mkwrdさん、ありがとうございます。

私たちは仲間を募集しています!

Tebiki 社では、QAエンジニアを募集しております。今回の講演会をきっかけに品質への興味・関心がTebiki開発チーム内で高まりました。このような品質文化の醸成に興味がある方は、ぜひカジュアルにお話しましょう!

▼採用HP

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