関西Ruby会議08に協賛・登壇・ブース出展しました!

はじめに

こんにちは、Tebiki株式会社でQAエンジニア兼CREをしている中西です。2025年6月28日(土)に開催された関西Ruby会議08に協賛し、ブース出展を行ってきました。 Tebiki株式会社として初めての技術カンファレンスでの協賛、ブース出展ということもあり。会社として初めての試みという観点から、関西Ruby会議08を振り返ります。

技術カンファレンス協賛の背景

当社はこれまで、技術カンファレンスの協賛に消極的でした。しかし、プロダクトや組織の成長とともに、社外の方々にTebiki株式会社、プロダクト、そして組織について関心を持ってもらうための発信活動の必要性が高まってきました。

特にエンジニア採用の文脈において、「現在抱えている技術課題」や「プロダクト作りで大事にしている考え方」などを自分たちの言葉で幅広いエンジニアに伝えて、認知を広げていくことが、これからのフェーズにおいては欠かせないと考えました。

こうした背景から、関西Ruby会議08への協賛という初めての挑戦を決断しました。

私自身、ソフトウェアテスト関連のカンファレンスには過去に参加したことがありましたが、プログラム言語に関する技術カンファレンスの参加、加えてブース出展は全く初めての経験でした。一緒に参加した弊社メンバーも同じです。カンファレンスに参加するTebikiエンジニア一同は、緊張とワクワクする気持ちを胸に、関西Ruby会議08当日を迎えました。

関西Ruby会議08当日

ブース出展

ブースに足を止めて頂いた方、ノベルティをお渡した方にTebiki株式会社やプロダクトについて、少し説明しました。ブースでは、以下のノベルティを配布しました。

当日は30度超える夏日だったこともあり、Tebikiのロゴ入りうちわは大変好評でした。また、各社のノベルティを収納できた少し大きめのトートバッグも同様に好評でした。どちらのノベルティも生地がしっかりしており、普段使いできるようなものを選んだこともあり、非常に喜んでいただけました。

私たちのブースに足を止めてくださった方から、「ペアプロのブログを見ました」、「Kaigi on Railsの登壇見ました」と声をかけていただくことがあり、積極的な情報発信の重要性をあらためて実感しました。

また、協賛企業として社名を掲げたことで、Rubyコミュニティの中での存在を少しでも感じてもらえたのではないかと思います。

準備や当日の運営は、ノベルティを来場者の方々に渡して、Tebikiのことを知ってもらうことをゴールに掲げ、『とにかく一回やってみよう』の心構えで進めました。弊社のバリューにある『自分で考え自分で動く』、『決めたらやり抜く』ことを全員が意識できたからこそ、初めてでも無事に完了できたのかなと感じています。事前準備に協力していただいた社内メンバーの方々にはとても感謝しています。

CTO渋谷による登壇

CTO渋谷が登壇し、関西Ruby会議08協賛への思いとプロダクトの思いを重ねて説明してくれました。

CTOの渋谷は、もともと関西でRubyを使ったプロダクト開発をしており、実は関西Rubyにゆかりがあることを、この登壇で初めて知りました。また、弊社が提供しているプロダクトのターゲットである製造業に関して、Tebikiのサービスが地域貢献に繋がるという話がされており、弊社が初めて協賛したイベントが関西Ruby会議だったことに、胸が熱くなりました。

印象に残ったセッション

当日は、自分たちのブース運営の合間を縫って、いくつかのセッションにも参加することができました。 セッションに参加したプロダクトエンジニア3名に印象に残ったセッションとその感想を紹介します。


1.Rubyを使った10年の個人開発でやってきたこと speakerdeck.com 個人開発をとても身近に感じられる内容で、「自分のためのプロダクトを、自分でつくってみたい」と素直に思える、温かく刺激的なセッションでした。また、個人開発だからといって、気負い過ぎず、コツコツとプロダクトを成長させており、ペインを実感しているからこそ、価値のあるプロダクト作りが出来ていることを再認識しました。これは、自分たちのプロダクト作りにおいても同じことが言えるため、作り手がペインを実感することはとても重要なのだと感じました。

2.「1ヶ月でWebサービスを作る会」で出会った rails new, そして今に至る rails new speakerdeck.com このセッションの後、「そういえばもう何年もrails new(ゼロからアプリ開発をすること)をしていないな」とふと思いました。 今回のセッションでは、採用されたアーキテクチャや実装方針も非常に興味深かったのですが、それ以上に印象に残ったのは、登壇者の方が個人開発での出来事をとても楽しそうに語っていたことでした。個人開発の魅力のひとつは、「自己責任の範囲で、後先を考えずに興味のある技術を自由に試せること」だと思います。このような経験が、業務での技術的判断や発想の幅にもつながると感じています。

3.#kanrk08 / 公開版 PicoRubyとマイコンでの自作トレーニング計測装置を用いたワークアウトの理想と現実 speakerdeck.com 私自身、これまで組み込み系開発やPicoRubyには馴染みがなかったのですが、このセッションを通して「PicoRuby触ってみたい!」と感じました。筋トレの負荷調整に活用できるVBT計測機器を自作するという切り口がユニークで印象に残りましたし、未対応だったESP32向けにmrbgemを自作して課題を乗り越えたといった技術的なお話も面白かったです。また、発表者ご自身もPicoRubyや組み込み開発は初心者とのことで、他のRubyistの助言を得ながら試行錯誤していく姿勢に刺激を受け、自分ももっと色々な事に挑戦しようという気持ちになりました。


各Speakerさんの個人開発エピソードに刺激を受け、何かを生み出すことの楽しさを関西Ruby会議で得られたように感じています。QAエンジニアである私も、ものづくりに対する意欲や情熱を搔き立てられたセッションばかりでした。

まとめ

今回、Tebiki株式会社とって初めての技術カンファレンスでの協賛・ブース出展は、まさに「やってみないとわからない」ことばかりの連続でした。どれも手探りではありましたが、次の技術カンファレンスへの協賛・ブース出展につながる機会でした。他の協賛企業様とも空き時間に少しお話して、他社の方とすこしでもつながりを持てたことは、とても良かったです。(また別の技術カンファレンスの時にもお会いできるかもしれない)

このような技術カンファレンスへの参加を継続し、多くのエンジニアの方々にTebikiの取り組みが広まり、弊社がワクワクできる会社であることを伝え続けます。

最後に

関西Ruby会議08という素晴らしい場を提供してくださった運営の皆さま、様々な経験、体験を提供してくださったSpeakerの皆さま、本当にありがとうございました。新しい知識を得た以上に、楽しい技術カンファレンスでした。


Tebiki社では一緒に働く仲間を募集しています! ぜひ採用サイトをご覧ください。

▼採用HP tebiki.co.jp

▼募集中のエンジニア求人一覧 herp.careers